戸泉恵徳

ゆれるハート

2023

H98.6 × W98.6 × D4.5 cm

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W13

Artist Profile

2004年 東京造形大学 美術学部 絵画 卒業 リアルに描かれた空想世界。おもちゃやフィギュア、ゲームのキャラクター。それらを繋ぐように、戸泉恵徳の絵画にはピンク色のアーミーのフィギュアが登場する。 最初にピンクアーミーを描がかれたのは10年程前。 初期は戦争に対する主張が強かったが、だんだんとおもちゃの仲間を携え、ピンクアーミーはストーリーテラーのような役割へと変化する。 ブリキのおもちゃや自分が遊んだファミコンやロボットが主なモチーフとなっている。それらを卓上に配置しながら物語を想像し、子供の頃から巡らせている空想を描く。そして、それぞれのキャラクターや時代背景を繋ぐかのように登場するピンクアーミーは、今では戸泉作品のアイコンとなっている。 また、ここ数年、戸泉はリフレクション(反射)の効果を利用している。一つの画面に実像と虚像の世界を描くことで、相反する事象を浮かび上がらせる。想像力豊かな物語の裏にある社会へのメッセージと、こだわり続けるテクスチャー。モチーフが放つ輝きには、かつての中世の写実主義の巨匠達が輝きに祈りを込めたように戸泉自身も現代の希望を込め、作品世界を広げている。 【受賞歴・展示歴】

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