1997 東京都生まれ
作者はコピー機にインクを垂らしてできた図像を印刷する。それにより出来上がった印刷物には偶然性と意思が現れる。さらに、この印刷紙を肉筆でキャンバス上に描く。この行為は複製行為でありながらも一回性をもった創造行為であり、複製でありながら複製でないというパラドックスを孕んでいる。ヴァルター・ベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』で「アウラ」が 消失するとしたが、作者のこの行為は「アウラ」を 生じさせているのではないだろうか。デジタルで複製したものを 再度アナログで複製し、コピーとオリジナルの価値の曖昧さを仮託し可視化している。
そして、『onomatopoeia』のシリーズは 一見すると抽象画である。しかしながら、偶発的に印刷したものを 描いている。これは新しい具象性をもった絵画なのである。
【GR0UP EXHIBITION】
2017　 中央本線画廊　字と図展
2021　西武渋谷　SHIBUYA STYLE vol.15
2022　東京都美術館　KUA ANNUAL 2022『in Cm¦ ゴースト、迷宮、多元宇宙』
2022　代官山ヒルサイドフォーラム　『二次元派展』
2023　『ARTIST’ FAIR KYOTO 2023』
2023　Tokyo International Gallery　『Reflection&Repetition』
2023　biscuit gallery　大澤巴瑠× 岡田佑里奈× 仲衿香『幻像のラプソティー』
2024　WHAT CAFE　『東 京都 展　The Echoes of East Kyoto』
【SOLO EXHIBITION】
2022　MEDEL GALLERY SHU『ERROR』
2022　MtK　contemporary Art（.S 店舗内）『mtk＋vol.10　大澤巴瑠』
2023　GALLERY ROOM・A　『光』
2024　ART OSAKA 2024　biscuit gallery　『DISCHARGE』