松山しげき Shigeki Matsuyama
PoD: スマホを見つめる 私の目に 写るスマホの中の私
2024
Painting
H116.7 × W91 cm
AaP/roidworksgallery
Detail- SECTION:
- Galleries
- BOOTH:
- E23
Artist Profile
1998年より、フリーランスのイラストレーターとして、
広告やプロダクトのイラスト制作を手掛ける。
2011年4月に東京で行われた個展「UNEASINESS」をきっかけに、
それまで約13年続けてきたイラスト制作とは別に、
よりコンセプチュアルな作品制作を行う為アーティストとしても活動を開始、
現在はタブローやインスタレーションを中心に制作している。
松山の作品に共通するテーマは「現代人」である。
インターネット、特にスマートフォンやSNSの普及による現代人の生活の変化と、それらが心理に及ぼす影響など、
身の回りの事象からインスピレーションを得て作品として表現している。
2016年に発表した代表作「Dazzle room」は第一次世界大戦の頃に艦船に用いられた迷彩塗装の「ダズル迷彩」を用いたインスタレーション作品で、
AP通信社(米)、ABCニュース(米)、ニューヨークポスト(米)、ミラー(英)、
ジャパンタイムズ(日)をはじめ200以上の国内外の大手メディアで紹介されたり、
大手ファッションブランドからオファーが入るなど注目を集めることになり、
以後松山の作品の多くにこのダズル迷彩が施されるようになった。
ダズル迷彩とはレーダーなどが発達していない時代に海上を航行する艦船にこの迷彩を施すことで、
艦船の進行方向や速度の把握を困難にさせる効果があるとされたものである。
それを現代社会に置き換えてみると、インターネット上で個人が匿名で発信することで、
自分がどう見られたいかを自分の都合のいいように操作でき、
やがて発信した自分自身も何が本当の自分なのかわからなくなってしまう。
松山の作品にはそうした現代社会におけるコミュニケーションの中に存在する「違和感」に対する警鐘が込められているのである。
アートとデザインの境界を取り払い、
新しい価値の創造を試みる松山のこれからの活躍からはますます目が離せなくなるに違いない。
【受賞歴・展示歴】
【主な個展】
2022年「Portraits III Red room」ロイドワークスギャラリー / 東京(日本)
2022年「Portrait of Dazzle」The Little Hut / 台北(台湾)
2022年「Portraits + AK」The Room AK / 東京(日本)
2022年「Portraits II」GALERIE OVO / 台北(台湾)
2021年「アイジェンは世界を二次元で見る」MA2 ギャラリー / 東京(日本)
2021年「Portraits」ロイドワークスギャラリー / 東京(日本)
2020年「ドコモ x rooms / みる、みられる。展」rooms40 / 東京(日本)
2017年「Narcissism」Clockenflap / 中環(香港)
2016年「Narcissism : Dazzle room」rooms33 代々木第一体育館 / 東京(日本)
2016年「Dazzle room」rooms32 代々木第一体育館 / 東京(日本)他
【主なグループ展・企画展】
2022年「Fifty Shades of Grey」Geoffrey Bouillot × Shigeki Matsuyama 二人展 Maison Ozmen / パリ(フランス)
2022年 松山しげき× feebee「ubiquitous」ロイドワークスギャラリー / 東京(日本)
2022年「MELTING POT」Mozuku Gallery / カオシュン(台湾)
2022年「ユビキタス」Shigeki Matsuyama × feebee 二人展 Gallery A8T / 宮城(日本)
2021年「Duality」天野タケル×松山しげき 二人展 Urban Spree Galerie / ベルリン(ドイツ)
2021年「KIAF Art SEOUL 2021」Gallery IRRITUM / ソウル(韓国)
2021年「ブレイク前夜展『美術手帖』総編集⾧・岩渕貞哉セレクション」銀座蔦谷書展 / 東京(日本)
2021年「One FACE 展」ロイドワークスギャラリー / 東京(日本)
2021年「AaP2021」ロイドワークスギャラリー / 東京(日本)
AaP/roidworksgallery
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