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画廊香月 (東京)
ホテルオークラ福岡9階 #901

私は空間の番人になりたいと思ったことは一度もありません。 空間は創造しあう関係が生みだすものです。 画廊は創造的な場所であり、それゆえ私の身体そのものです。 私はこのなかで生活をし、感じとり、このなかで笑い唄ってきました。 それは孤独な唄声ではなく、いろんな人々のオペラのようでありました。 そこでは、芸術と云われるものは、作家の創った絵のなかにあるのでもなく、オーナーの側にあるのでもなく、私たちが生みだす互いの眼差しの交わるところにありました。 私はそれを画廊と呼んできました。

作品は厳密には言葉だとはいえません。 それは言葉になりたくても、なりきれなかった言葉たちです。 それは沈黙のなかに溶け込んでしまったもの。 音のなかに砕け散ってしまったものです。 私はその沈黙の側にある言葉たちの存在に気づきました。 此処が芸術の存在する場所なのです。

私は芸術を壁の染みから学びました。 刻一刻と移ろいゆく雲からは無限の変化する力を学びました。 光を食べる植物からは、暗い地中に根を下ろしてゆく勇気を学びました。 それら一つ一つの自然の力が生きている場所を〈芸術の野原〉と呼ぶことにしています。 この場所は各自のあるがままの存在が問われるところなのです。

私は幼い頃、牧草の匂いにつつまれながら子供時代を過ごしてきました。 その世界は、命のふきだまりのまま輝いていました。 恐らくあの世界に匹敵する作品を私は捜し続けているんだと思います。 私はこれからもずうっと、永遠の野原を捜し求める子供のまんま生きていくんだと思います。

<香月人美>
朗読者・ギャラリスト・アートディレクター 福岡生まれ。 1991年 福岡市に《画廊香月》開設。 美術、音楽、詩、舞踏、異分野の芸術家とのコラボレーションが注目を浴びる。 1997年 朗読と舞踏が出会う舞台芸術の制作/上演活動に入る。 2001年 福岡市今宿の海辺に小さな美術館《プティ・ミュゼ・ニ・ニ・セフィニ》創設。 美術、音楽、出版、映像のディレクターとして指揮をとる傍ら、詩と声/身振りとダンスの総合表現に挑む。 2006年 画廊香月をギャラリーモリタに呼称変更。 同年、京都芸術センターにて「ダンスのアールブリュット/生のままのからだの方へ」ワークショップ開催。 2009年「ギャラリーは劇場、作品はもの言わぬアクター」をマニフェストに掲げ、超限定芸術サロン《月下 の果実會》を原宿に起ちあげる。 2011年 3.11 後の銀座に《画廊香月》開設。 2016年アートフェアアジアのエグゼクティブディレクターに就任。東京都在住。 この場処がアート・ソサエティの実り多き空間となり、「明日」への芸術の懸け橋になることを希ってやみません。
香月人美

〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8奥野ビル605
http://www.g-kazuki.com


出展作家:堀越 千秋 / 安元 亮祐 / 高島 進 / 北川 健次 / 西村陽平 / ミズテツオ / 小堀 令子 / 鷲津 民子 / 韓 美華 / 髙木 健多

その他

安元 亮祐

流れ星がいっぱい
アクリル、墨、コラージュ
W21 × H45 cm
2019

取扱ギャラリー 画廊香月 (東京)
会場 ホテルオークラ福岡9階
部屋番号 #901
取扱ギャラリー 画廊香月 (東京)
会場 ホテルオークラ福岡9階
部屋番号 #901
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ミクストメディア

西村陽平

岩波文庫「往生要集1942」
文庫本
W72 × H135 × D77 cm
2019

取扱ギャラリー 画廊香月 (東京)
会場 ホテルオークラ福岡9階
部屋番号 #901
取扱ギャラリー 画廊香月 (東京)
会場 ホテルオークラ福岡9階
部屋番号 #901
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絵画

高島 進

Ⅰa(yang)violet: green: orange=3: 1:5 /drawing for brush, ink and paper
紙、インク、筆
W90 × H90 cm
2016

取扱ギャラリー 画廊香月 (東京)
会場 ホテルオークラ福岡9階
部屋番号 #901
取扱ギャラリー 画廊香月 (東京)
会場 ホテルオークラ福岡9階
部屋番号 #901
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絵画

堀越 千秋


取扱ギャラリー 画廊香月 (東京)
会場 ホテルオークラ福岡9階
部屋番号 #901
取扱ギャラリー 画廊香月 (東京)
会場 ホテルオークラ福岡9階
部屋番号 #901
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