AFAF AWARD powered by E.SUN BANK|ご応募いただいた皆様へ

2025.08.21

先日開催されました公募展『AFAF AWARD powered by E.SUN Bank』 ご応募いただきましたアーティストの皆様、このたびはご参加くださり誠にありがとうございました。
惜しくも今回は選考に至らなかったアーティストの皆様へ、 AFAF AWARD登竜門審査員・宮津 大輔からのメッセージをお届けいたします

 

AFAF AWARD登竜門に応募いただき、惜しくも選に漏れたアーティストの皆様へ

今回、同AWARD登竜門セクションの審査員を拝命致しました宮津大輔と申します。
私宛にDMで今後の活動指針についてアドヴァイスを求めてこられた方もいらっしゃいました。
公平を期して、こちらで少しお話しをさせていただきたいと思います。
今回、800を超えるご応募をいただき、私共審査員一同、皆様の熱意に応えるべく、全力で精査致しました。
アワードや各種助成などの審査ではありがちなことですが、選考に通った方と、残念ながら通らなかった方との間には、常に同率あるいは僅差で多くの応募作品がひしめいております。

多くの応募作品の明暗を分けているのは、ほんの紙一重の場合が少なくありません。
「現代アート」とは「Contemporary Art」の訳であり、contemporaryには「現代の」という意味以外に、「同時代の」という意味があります。
ただ単に現在制作されただけのアート作品と、所謂「現代アート」作品との間には、同時代性を帯びているか否か、もう少し踏み込んで言えば、現在の世界情勢に対して、鋭い洞察がなされているかどうかといった大きな差異が存在して(いると、少なくとも私は思って)います。

アーティストひとり一人が、独自の視点で世の中を見つめ、その先にある本質を、己の創造性や技量で可視化したものこそが、皆様の応募作品であると(私は)認識しております。自分らしさを失わず、混沌とした世界を凝視し、日々制作し続けることでしか、人の心を打つ真の「現代アート」作品は、生まれ得ないのではないでしょうか?

どうか、今回の結果に落胆することなく、また、ここから新たな一歩を踏み出して下さい。
次回、新たな力作を拝見できる機会に巡り会えますことを、心より期待しております。

 

Photo:Tadayuki Minamoto

宮津 大輔 (AFAF2025 スペシャルアドバイザー, アートコレクター, 横浜美術大学教授)